ご挨拶

中部地区に家庭問題を扱う専門家集団による相談室が誕生

社団法人家庭問題情報センター(FPIC)

名古屋ファミリー相談室 代表  柄 夛 貞 介

名古屋ファミリー相談室 代表 柄夛貞介

家庭問題情報センター(Family Problems Information center 略称FPIC(えふぴっく)は、家族紛争の調整や非行少年の調査・指導に長年携わってきた元家庭裁判所調査官たちを中心に、豊富な経験と人間関係の専門知識・技能を広く社会に還元し、健全な家庭生活の実現と子どもの健康な発達に貢献していくことを目的として、平成5年3月に東京において設立された公益法人ですが、その目的を達するための活動の拠点として、東京、大阪、福岡、千葉などの各地にファミリー相談室(ファミリーカウンセリングルームともいう。)を設立して活動を行ってきています。

ところが、約220万人をようする名古屋市には、まだそのファミリー相談室がないままに過ぎてきました。このことを大変残念に思い、一日も早い設立を願ってきましたところ、このたび、元家庭裁判所調査官有志による働きかけでもって、念願の「名古屋ファミリー相談室」を開設する運びとなりました。私は、元裁判官ですが、家庭裁判所の勤務が比較的長く、家庭裁判所所長の職務を最後に退官したこともあり、非行少年の審判、離婚、遺産分割など家庭に関する事件の解決を家庭裁判所調査官と手を携えて取り組んできた様々な経験がありますことから、「名古屋ファミリー相談室」の開設を機縁に、私なりに組織の運営、活動に微力ながらお手伝いさせていただくことを決意しました。

家庭裁判所調査官は厳しい選抜を経て採用され、任官後も最高裁判所直轄の研修所での長期間の集中研修を受けた後、多様な継続研修のもとに経験を積み技量を磨いている高度な専門家集団であり、私は、家庭問題に対する家庭裁判所調査官の問題解決能力にかねがね感服してきました。特に、この「名古屋ファミリー相談室」を支えるスタッフにつきましては、いずれも自信を持って皆様にご紹介できることを嬉しく思っております。

誕生したばかりの組織とはいえ、家庭問題について長年取り組んできたプロフェッショナルが行う活動ですので、夫婦や家族間の問題、離婚後の子の養育や面会交流の問題、非行・いじめ・幼児虐待などの子育ての問題、自分の生き方、性格の問題、成年後見・扶養介護の問題などで不安、ストレスを抱え悩んでおられる方々が、この相談室を利用され、少しでも良い解決策を見いだされて笑顔を取り戻されることを望んでおります。また、学校、地域などのサークル活動で家庭問題・少年非行問題を取り上げられるときには、講師派遣等を希望される場合等のニーズにもこたえて参りたいと思っております。

なお、この「名古屋ファミリー相談室」は、有料による活動を主としますが、経済的利益を追求する団体ではなく、社会還元・奉仕を目指す公益法人ですので、相談室の維持・運営のためには、活動の趣旨に賛同される様々な方々の経済的援助を不可欠としています。一人でも多くの方が正会員、特別会員、賛助会員のいずれかになってくださり、この「相談室」を大きく育ててくださるようお願い申し上げます。

平成17 年10月14日

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